時たま、旅人

自称世界遺産ハンターが行く!旅好き会社員の備忘録

イスティクラルとジャカルタ大聖堂

イスティクラル・モスクは、モナス(独立記念塔)のある広場に面して建っていました。壁が格子状になった白亜の巨大な現代建築の建物は大きなドームがなければ普通のオフィスビルと変わらない形をしています。外壁には他のモスクで見かけるようなアラビア語の…

ジャカルタ旧市街「コタ地区」と独立記念塔

ジョグジャカルタから1時間のフライトでジャカルタにやって来ました。ジョグジャカルタに比べると観光スポットはかなり少ないようですが、少し街を歩いてみます。 当時のジャカルタ市内にはまだ地下鉄網が出来ていませんでした。市民の足はもっぱらトランス…

女神の支配するパラントゥリティス海岸

ジョグジャカルタ最終日、せっかく東南アジアまで来たので、少しくらいはビーチリゾート気分を味わいたい・・・ということで、ジャワ島の南端にあるパラントゥリティス海岸まで行ってみることにしました。 パラントゥリティス海岸へは街の南側にあるギワガン…

プランバナン寺院群 後編(プラオサン寺院・カラサン寺院・サリ寺院)

セウ寺院から約1㎞ほど東に行くと美しい田園地帯の中にプラオサン寺院が姿を現しました。現在は南北の仏堂を中心にわずかな数の小祠堂が残るのみとなっていますが、周辺に積まれた瓦礫の量を見るとかつての規模の大きさがうかがえます。仏堂は西向きに建って…

プランバナン寺院群 前編(ロロ・ジョングラン寺院とセウ寺院)

次に二つ目の世界遺産プランバナン寺院群を目指します。といってもこちらもアクセス至便なジョグジャカルタの近郊にありました。寺院は郊外東側の5km四方の史跡公園内外に無数に点在しているということなので今回もタクシーを利用しました。 まず、向かった…

密林に覆われていたボロブドゥール寺院遺跡群

ジョグジャカルタへ来た目的は2つの世界遺産を観光すること。まず1つ目、カンボジアのアンコールワット遺跡群やミャンマーのバガン遺跡群と並ぶ世界三大仏教遺跡の一つであるボロブドゥール寺院遺跡群を目指すことにしました。 目指すとは言ってもボロブド…

古都ジョグジャカルタのクラトンとタマンサリ

真夏の日本から真夏のインドネシアにやって来ました。首都ジャカルタから1時間ほどのフライトで降り立ったのはアジスチプト国際空港。 どこ?と言う声が聞こえてきそうですが、ジャワ島中心部の南岸に位置する古都ジョグジャカルタの玄関口です。インドネシ…

ケルン旧市街とドイツグルメ

大聖堂のすぐ南にローマ・ゲルマン博物館がありました。今回は入場しませんでしたが、ここにはローマとゲルマン文化が融合した時代の文化財が展示されているそうです。こんな一等地にローマ博物館?と思いましたが、ケルンはローマ帝国の植民地だったので、…

世界最大のゴシック建築 ケルン大聖堂

帰国日前日、ユトレヒトから列車で2時間。空港のあるデュッセルドルフを通り過ぎてケルンに向かいました。ケルンの街の中心部に入るずっと手前から壮大なゴシック建築が見えていて、ケルン中央駅が近いことにはすぐに気が付きました。いやはや遠くから見ても…

ミッフィーの故郷ユトレヒト

アムステルダムから列車で南に30分、やってきたのはミッフィーの生まれ故郷としても知られるオランダ第4の都市ユトレヒトです。 中世の街「ユトレヒト」で、お出迎えしてくれたユトレヒト中央駅のあまりの近代的な様子にびっくりです。ユトレヒト中央駅は197…

ザーンセスカンス風車村とオランダグルメ

午前中にチューリップ畑を見た後は・・・次なるオランダらしい風景「風車」を目指してみたいと思います。 オランダには二つの有名な風車村があります。一つはキンデルダイク風車村。世界遺産にも登録された絶景スポットですが、ロッテルダムの郊外にあります…

チューリップ咲き誇るキューケンホフ公園

オランダの景色と言えば・・・果てしなく広がるチューリップ畑。あまりに有名な春の風物詩ですが、オランダならどこでも見れるというわけではありません。アムステルダム市内を観光していてもせいぜい花市や植え込みの花を見ることが出来るくらいです。そこ…

アムステルダム国立美術館 後編

東インド会社の全盛期、17世紀のオランダで活躍した木造帆船プリンス・ウィレム号の模型です。全長73.5m、約2000トンは当時のオランダで最大規模でした。大きさにもびっくりしますが、木造船が通算5回もバタビア(現在のジャカルタ)まで航海したということ…

アムステルダム国立美術館 前編

チューリップ、風車、ハイネケンのイメージの強いオランダですが、多くの芸術家(それも巨匠と呼ばれるレベル)を輩出していることでも知られています。ゴッホやフェルメール、レンブラントならわたしでも聞いたことある名前・・・なんだったら作品を鑑賞した…

運河の廻る街アムステルダム 後編 

王の休日に訪れたら、お祭り騒ぎの人ごみと移動遊園地で身動きが取れなくなったドム広場。移動遊園地の撤去を見計らって再訪してみました。左手に見えるのが王宮で、右側の美術館のように見える建物が新教会です。 1655年に建造された王宮は、1808年にナポレ…

運河の廻る街アムステルダム 前編

アントワープから列車で約1時間30分。国境は超えたけど意外と近かった今回の目的地はオランダのアムステルダム。 宿泊先はアムステルダム中央駅にほぼ直結のホテル。窓から駅前広場や運河が見えています。それにしても駅前の駐輪場が半端ないことになってい…

印刷博物館と鉄道の聖堂

アントワープ大聖堂を出て、かつてアンティゴーンという巨人がそこを通る船に法外な通行料を課したというスへルデ川沿いまで出てきました。振り返るとネーデルラントでは最も高い建築物だというアントワープ大聖堂の123mの尖塔が空を突き刺すのように伸びて…

アントワープ大聖堂でネロが最期に見たルーベンス

www.churobird.work フランダースの犬はアントワープ郊外のホーボーケンという架空の村が舞台になっています。そして、ネロとパトラッシュが天に召されたクライマックスシーンの舞台はアントワープ大聖堂。その聖堂内にはそこらの美術館も敵わない傑作の数々…

ブラボー隊長と巨人の手首 in アントワープ

www.churobird.work 今回、飛行機から降り立ったのはドイツのデュッセルドルフ国際空港。ここを選んだ理由は今回もいつもと同じ・・・安かったから!そこからまずは列車で15分弱のデュッセルドルフ駅へやってきました。駅の近くのバス停から最初の目的地へ向…

スペイン公共交通機関のストライキからの帰国

バスク地方は ・人が親切!拙いわたしのスペイン語も根気よく相手してくれました。 ・街がキレイ!歩きやすく整備されていて、ゴミなんか転がっていません。 ・治安が良い!夜間の一人歩きも心配なし。むしろ千鳥足の酔っ払いの無事をこっちが心配するくらい…

ゲルニカの悲劇にみたバスクのプライド

ビルバオの旧市街にあるバスク鉄道駅にやってきました。旧市街にぴったりのレトロな駅舎です。ここからバスク鉄道で次なる目的地に向かいます。 バスク鉄道という名前からトロッコ列車的なレトロさを想像していたら、やってきたのは予想に反して今時の列車。…

海に浮かぶ教会ガステルガチェ

バスクで外せない観光地の一つは、2014年に調査会社がスペイン人対象で行った調査で、他の名だたる名所を抑えて「自然が美しい観光名所」第1位に選ばれたサンフアン・デ・ガステルガチェです。もちろん、わたしがこんな調査の存在を知る由もありません。この…

ビルバオ旧市街でバル巡り

ネルビオン川に沿って旧市街へ向けて南下し、ホテルの近くまで戻ってきました。降りしきる雨のせいでわたしのように川沿いを歩いている人もあまりいません。 アレナル橋を渡るとネルビオン川に面して見えてくるネオバロック様式の建物がアリアーガ劇場です。…

巨大パピーと巨大蜘蛛のいる街ビルバオ

マドリードの混雑にちょっと疲れてきたわたしが次に向かったのはバスク州ビスカヤ県の県都ビルバオでした。 今回の旅でバスク地方に足を伸ばしてみようと思ったのは旅するスペイン語というNHKの語学番組がきっかけです。2016〜2017年放送の第1シーズンで俳優…

マドリードの家庭料理と雑感

スペインでの最初の食事はベタに食前酒のサングリアと前菜の生ハムでスタートしました。すっかり忘れてしまっていましたが、スペインの食事は大容量。おつまみとして最適の塩加減の美味しい生ハムもこんなにあると最終的には苦行に変わります。 マッシュルー…

古都トレドの旧市街を歩く

前回のマドリード旅行ではスケジュールの都合で世界遺産の街のうちトレドかセゴビアか2択でした。迷わずトレドを選んで、その時に買ったトレド名産の金細工のブローチが奇跡的に家に残っていました。↓前回はツアーだったため要所を抑えることが出来たものの…

城塞都市セゴビアとローマ水道橋

マドリードから日帰りでやってきたのは城塞都市セゴビアです。マドリードから80kmの5万5000人が暮らす地方都市には10年前に行き損ねた因縁の世界遺産「セゴビア旧市街と水道橋」があるんです。世界遺産ハンターを自称する以上、今度こそ見逃すことはできませ…

贅を尽くしたスペイン王宮

10年前にも訪れたマドリード。写真をあまり撮ってなかったこともあり、だいぶ記憶が薄れていました。おかげで?新鮮な気持ちで王道観光を楽しめました。 さて、10年前の記憶を掘り起こしてみると・・・王宮に行った記憶がないんです。なぜこんなメジャーな観…

10年ぶりのマドリード

2018年のGW。思いつきでマドリード旅行を決行しました。なぜ思いついちゃったかと言うと、2年前にアンダルシアを旅行した時に買ったガイド本が「マドリッドとアンダルシア」だったから!ただそれだけのことです。アンダルシアの部分しか使ってないのでガイド…

聖なる泉セノーテで泳ぐ

チチェン・イッツァ遺跡観光を終えた正直な感想は・・・こんな密林な高度な文明を築いたマヤ人のことはとても尊敬できるけど、おどろおどろしい話が多すぎる・・・でした。彼らなりのちゃんとした理由や根拠があっての儀式なので、どんなに意味不明で残酷に…

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