時たま、旅人

自称世界遺産ハンターが行く!旅好き会社員の備忘録

スペイン

アンダルシアグルメ

ふんだんな山の幸と海の幸を活かしたスペイン料理は、イタリア・モロッコ・ギリシア料理と共に地中海料理として2010年に世界無形文化遺産に登録されています。とはいえ、かつて別々の国だった地方が集合して国家を成しているスペインは、国土が広大なだけで…

アルハンブラ宮殿 後編

ナスル朝宮殿の最後を締めくくるのが、ライオン宮。なんと、王以外の男性は立ち入り禁止のハーレムだった場所です。国や文化や宗教が違ってもどこにでもあるもんですね・・・。そのライオン宮のハイライトがライオンの噴水を中央に配したライオンの中庭です…

アルハンブラ宮殿 前編

早起きが続きます。 常に大行列が出来るアンダルシアの観光スポットの中でもアルハンブラ宮殿(http://www.alhambra-patronato.es)は断トツに混雑します。1日の入場制限がある上、最大の見どころであるナスル朝宮殿に至っては個別に指定された見学時間にし…

イスラム文化香るかつての王都グラナダ

2018年の元旦も早起きでした。「1年の計は元旦にあり」が真なら今年も忙しなく動き回る年になりそうだなと思いながら、大晦日の延長戦をしている酔っ払いを避けるようにコルドバの鉄道駅のすぐ北側にあるバスターミナルに向かいました。既にチケットは入手済…

ムデハル様式の最高傑作アルカサル

スペイン王室の宮殿として現在も使用されているアルカサルの歴史は、西ゴート王国時代の教会跡地に総督府を築いた10世紀の後ウマイヤ朝時代にさかのぼります。カスティーリャ王国によって征服された13世紀以降も歴代の国王によって増改築が繰り返されてきま…

セビリア大聖堂とヒラルダの塔

トリウンフォ(勝利)広場の北側には、ゴシックとルネサンスの建築様式が混合した壮大なセビリア大聖堂(カテドラル)が建っています。「後世の人に正気の沙汰ではないと思われるような大聖堂を建てよう」というキリスト教会らしからぬ発想のもと、15世紀か…

大航海時代に栄えた世界遺産の街セビリア

またまた早起きしてコルドバ駅からスペイン国鉄の旅です。旅というのも大袈裟で、セビリアのサンタ・フスタ駅まではたった45分。目的地セビリアは、70万人が暮らすスペイン第4位の都市にしてアンダルシア州の州都です。レコンキスタ前後の2つの文化が融合し…

コルドバ歴史地区 後編(メスキータからローマ橋)

メスキータ最大の見所の1つは、アルハカーム2世の命で作られた豪華なミフラーブです。金色や青色のモザイク装飾が施された馬蹄型アーチの周囲にはぐるりとコーランの一節が刻まれています。モザイクでできているとは信じ難いような美しく緻密な装飾は、どれ…

コルドバ歴史地区 前編(旧ユダヤ人街からメスキータ)

見るからに新しいピカピカのマラガ・マリア・サンプラーノ鉄道駅にやってきました。まだ時間が早いこともあってひと気が少ないですが、このターミナル駅はスーパーマーケットや飲食店街があるだけでなく、ショッピングモールとも繋がった複合施設になってい…

断崖の上に築かれた絶景の街 ロンダ

ロンダ駅から真っ直ぐ伸びるマルティネス・アステイン通りを南下し、新市街の繁華街エスピネル通りに入ります。モザイクタイルの貼られたお洒落な通りは、アンダルシアで最も長い歩行者天国。閑散とした駅周辺とは対照的にとても賑わっています。 通りの突き…

アルヘシラスからモロッコのタンジェを目指してみた

夜中のお祭り騒ぎがウソのように静まり返った明け方のこと。アンダルシア上陸からまだ24時間もたっていませんが、南部の港町アルヘシラスに向かい、そこからジブラルタル海峡を渡ってアフリカの玄関口であるモロッコのタンジェに行くため、マラガのバスター…

コスタ・デル・ソルの中心都市マラガ

市街地を西に向かって進むと古代ローマ劇場が見えてきました。紀元1世紀にアウグストゥス皇帝によって建設され、 3世紀まで使用されていた由緒ある劇場です。この半径31m・高さ16mの大きな劇場は、ちょっとしたイベントならこのままでも使えそうな感じですが…

アンダルシア上陸・マラガ

2017年、年の瀬も押し迫った頃、年末年始を暖かいところで過ごしたくて、航空券漁りをしていたわたしは、スペインのマラガ行きの格安航空券をみつけてしまいました。暑いのも寒いのも苦手なわたしにとって、同じスペインでもマドリードやバルセロナでもなく…

スペイン公共交通機関のストライキからの帰国

バスク地方は ・人が親切!拙いわたしのスペイン語も根気よく相手してくれました。 ・街がキレイ!歩きやすく整備されていて、ゴミなんか転がっていません。 ・治安が良い!夜間の一人歩きも心配なし。むしろ千鳥足の酔っ払いの無事をこっちが心配するくらい…

ゲルニカの悲劇にみたバスクのプライド

ビルバオの旧市街にあるバスク鉄道駅にやってきました。旧市街にぴったりのレトロな駅舎です。ここからバスク鉄道で次なる目的地に向かいます。 バスク鉄道という名前からトロッコ列車的なレトロさを想像していたら、やってきたのは予想に反して今時の列車。…

海に浮かぶ教会ガステルガチェ

バスクで外せない観光地の一つは、2014年に調査会社がスペイン人対象で行った調査で、他の名だたる名所を抑えて「自然が美しい観光名所」第1位に選ばれたサンフアン・デ・ガステルガチェです。もちろん、わたしがこんな調査の存在を知る由もありません。この…

ビルバオ旧市街でバル巡り

ネルビオン川に沿って旧市街へ向けて南下し、ホテルの近くまで戻ってきました。降りしきる雨のせいでわたしのように川沿いを歩いている人もあまりいません。 アレナル橋を渡るとネルビオン川に面して見えてくるネオバロック様式の建物がアリアーガ劇場です。…

巨大パピーと巨大蜘蛛のいる街ビルバオ

マドリードの混雑にちょっと疲れてきたわたしが次に向かったのはバスク州ビスカヤ県の県都ビルバオでした。 今回の旅でバスク地方に足を伸ばしてみようと思ったのは旅するスペイン語というNHKの語学番組がきっかけです。2016〜2017年放送の第1シーズンで俳優…

マドリードの家庭料理と雑感

スペインでの最初の食事はベタに食前酒のサングリアと前菜の生ハムでスタートしました。すっかり忘れてしまっていましたが、スペインの食事は大容量。おつまみとして最適の塩加減の美味しい生ハムもこんなにあると最終的には苦行に変わります。 マッシュルー…

古都トレドの旧市街を歩く

前回のマドリード旅行ではスケジュールの都合で世界遺産の街のうちトレドかセゴビアか2択でした。迷わずトレドを選んで、その時に買ったトレド名産の金細工のブローチが奇跡的に家に残っていました。↓前回はツアーだったため要所を抑えることが出来たものの…

城塞都市セゴビアとローマ水道橋

マドリードから日帰りでやってきたのは城塞都市セゴビアです。マドリードから80kmの5万5000人が暮らす地方都市には10年前に行き損ねた因縁の世界遺産「セゴビア旧市街と水道橋」があるんです。世界遺産ハンターを自称する以上、今度こそ見逃すことはできませ…

贅を尽くしたスペイン王宮

10年前にも訪れたマドリード。写真をあまり撮ってなかったこともあり、だいぶ記憶が薄れていました。おかげで?新鮮な気持ちで王道観光を楽しめました。 さて、10年前の記憶を掘り起こしてみると・・・王宮に行った記憶がないんです。なぜこんなメジャーな観…

10年ぶりのマドリード

2018年のGW。思いつきでマドリード旅行を決行しました。なぜ思いついちゃったかと言うと、2年前にアンダルシアを旅行した時に買ったガイド本が「マドリッドとアンダルシア」だったから!ただそれだけのことです。アンダルシアの部分しか使ってないのでガイド…

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