時たま、旅人

自称世界遺産ハンターが行く!旅好き会社員の備忘録

ブラジル側イグアスの滝

 

サンパウロから約2時間ほどで着いたのは、フォス・ド・イグアス、イグアスの滝国立公園のブラジル側玄関口でした。イグアスの滝国立公園はブラジルとアルゼンチンに跨っていて、両国から味わえる滝の景色がかなり違うらしいので、まずはブラジル側から。飛行機から見えたアマゾンの景色に興奮してウトウトすることもなく、アドレナリン全開。

 

着いた空港はとてもコンパクト、国際空港って名前はちょっと張り切りすぎじゃないって感じでした。もちろん、予想通りの沖どめ。

予定ではブラジル側国立公園の観光に費やす時間は半日、しかも国立公園は5時には閉園してしまうので、ブラジル国内線が定刻に着いたことに感謝しつつも、時間>金と割り切って、国立公園までな交通手段にタクシーを選びました。ブラジル=タクシーでぼられる、でも命があればマシ、くらいの気持ちもありましたが、料金は空港に掲示してあって明瞭会計。国立公園口まではあっという間でした。

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ブラジル側の国立公園はクレジットカードが使えました。アルゼンチン側との共通券があればいいなと思いましたが、残念ながら全く別という事でした。チケットを買って、スーツケースを預けて、いざ公園内へ。当然、スーツケースを預けるにはお金がかかりますが、結構大きな荷物も入るコインロッカーがありました。

 

ブラジル側公園内はバス移動が便利です。入園チケットにはバス料金も含まれているので、まずは入り口すぐから公園内にある超高級ホテルの前まで移動しました。泊まってみたかったけど、予算の都合で諦めたホテルです。

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バスから降りたわたしを出迎えてくれたのは、はなぐまの家族!!!

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かわいい!お客さんはみんな、写真撮りまくりです。でも、このはなぐまは見た目に反して凶暴らしくて、鋭い爪を持っているので手を出したらこんな酷い目にあいます的な写真があちこちに貼ってありました。

この一見かわいらしいはなぐまとわたしは、その後に貴重な食料を巡って激しく攻防する事になるのですが、それはまた別の話。

 

いよいよやってきましたイグアスの滝

公園内にある超のつく高級ホテルの向かいから出ている遊歩道を歩いていくと、、、瀑布の気配とマイナスイオンをビンビン感じます。

そして、ついに見えてきました!

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これが、世界三大瀑布の一つ、イグアスの滝(の一部)!大きな滝のほんの一部なのに、既にヤバイです。

遊歩道をどんどん歩いていくと、ひゃー!

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なにこれー!

(これは、ブラジル側から見た悪魔の喉笛です。)

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ちかい〜!マイナスイオンたっぷり!

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何という迫力!

イグアスはとにかく滝の数が多い。大小275もの滝が4㎞にわたって続く。最大落差は80m、毎秒65000トンの水量。

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今回のひとり旅のために買った自撮り棒、いきなりの大活躍!!!ここに来た証を残さねばと、30時間の長旅でやつれた顔でも構わずに写真撮りまくり。

 

目一杯マイナスイオンを浴びて、お一人様を満喫していると、顔の半分が髭の若者が話しかけてきました。

「日本の方ですか?」

えっ、わかります?現地に溶け込んでいるつもりのわたし。ていうか、あなたこそ日本人ですか?ですよ。どう見ても現地人の日焼け具合じゃないですか。

なんでも、大学四年生で入社式まで旅してるんだとか。今時は入社前研修とかないんですかね?でも、彼はきっとどんな研修より価値ある体験をしているんでしょうね。いつから来てるんですか?と聞かれ、「えっと、今日のお昼から・・・」。彼は南米に来て既に3カ月で、久しぶりに日本人を見かけて、人恋しくなったらしいです。

そんな旅行ができるなんて若さって羨ましいと思いつつ、ブラジルレアルの手持ちがないという気の毒な彼に先輩風を吹かせながらタクシーに同乗させ、陸路で国境を越えて、アルゼンチンに向かったのでした。

 

 

 

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