時たま、旅人

自称世界遺産ハンターが行く!旅好き会社員の備忘録

絶海の孤島のB級グルメ

 

 

 たまに出会うバックパッカーの若者の中には、長旅の節約のためカップ麺とスナック菓子ばかり食べているとか言う人もいますが、それではもったいない!

旅の醍醐味の1つは、その土地のグルメを楽しむこと。そこに訪れない限り二度と食べれないかもしれないんですから。幸いなことに、わたしには好き嫌いもアレルギーも一切ありません。

 

イースター島は暑いだけではなく、ムシムシしていました。汗をかいたら水分補給が基本。実際にイースター島でビールを作っているかどうかはわかりませんが、地元のものだというラパ・ヌイビール。日本人好みの冷え冷えグラスで提供され、すっきりとした飲み口でした。

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海に囲まれたイースター島では、当然 魚>>>肉。その中でも一番食べられているのが、これまた日本人が大好きなマグロでした。道端でも切り売りされていましたよ。

 

その名も「ボンバ・デ・アトゥン(まぐろ爆弾)」のマグロバーガーにはグリルした大きなマグロステーキと一緒にこれでもか!とアボガドが挟んでありました。魚系バーガーはあっさりしがちですが、大量のマヨネーズもトッピングされていてなかなか濃厚な味付けです。驚くのは名前に負けないそのサイズ。つけ麺なら大盛を食べれてしまう大食いのわたしですが、自分の顔よりも大きく、口を全開にしてもかみつけない大きさにはお手上げで、半分で諦めてバンスの中身だけを食べるという暴挙に出てしまいました。お行儀は悪いかも・・・だけど2人で1個が適量です。

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ボンバ・デ・アトゥンを食べた店は値段もお手頃でリピートしました。これは、ファストフードのひとつでその名も「パパス・クラブ」。フライドポテトと牛肉や香味野菜がミックスされたものに、たっぷりのチーズソースがかかった島のB級グルメ。サイドメニューのはずなのに主役になる一品で、チーズ好きにはたまらない濃厚ソースに「絶対に高カロリー」とわかりつつも手が止まりません。

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島一番のエンパナーダが食べられるのは、ベルダおばさんの店。色んな具のエンパナーダがある中でわたしが選んだのは、やっぱりマグロのエンパナーダ。中にはマグロがごろっと入っていて満足いく一品です。味だけではなく、一個でおなかいっぱいになる過去最大級のサイズ。この店は肉のエンパナーダもオススメだとか。

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ペルーやメキシコでも食べられる魚のマリネ「セビッチェ」は、イースター島では当然のようにマグロが基本。新鮮なうえにマグロの味が濃くて美味しい。でも、油ののったマグロってそんなにたくさん食べれる物ではないんですよね、、、。セビッチェ頼むとライスがついてくるあたりが、生魚が前菜ではなくメインのポジションにいる証です。

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イースター島1日ツアーに参加した時にバーベキューにもありつけました。ガイドさんが焼いてくれた鶏肉と豚肉の焼き加減と塩加減がちょうど良くて、遠くのモアイを眺めながら食べるのもなかなかの体験でした。食事するわたしたちの周りでウロウロしてる野良の鶏が鶏肉を貪るのを見るのは複雑な気分でしたけど。

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暑さに参りそうになったら、村のジェラテリアでジェラードも食べれます。路上のあちこちで売られているし、毎朝の食事に出てくるスイカはきっと名物なんだろうと思ってイカのジェラードにしました。甘すぎず、さっぱりしていて水分と糖分を同時にとれるぴったりのチョイスでした。でも、割高なんですよね・・・。

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イースター島の物価は、のどかで牧歌的な雰囲気には似つかわしくなく、何もかもが高い印象でした。「ザ・観光地」な上に、食料や物資をほぼ輸送に頼っているので、仕方ないんですけどね。もちろん、日本で食べたら一体いくらするんだろうという量のマグロをほどよい金額で苦しくなるまで食べれたりはしますが、外食がメインだとお財布にはちょっと厳しいかもしれません。ただ、何もかもが想像する量の2倍以上で出てくるので1人分を誰かとシェアすることをお勧めします。

 

最後に、一番安いチケットを買ったら実はビジネスクラスのプロモーション料金だったという帰りのラン航空の機内食。島ではマグロばっかり食べていたので牛フィレステーキをチョイスし、久しぶりの肉をかみしめました。

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世界遺産であるラパ・ヌイ国立公園のモアイや遺跡

・度肝をぬかれたカリカリダンスショー

・島ならではの料理やB級グルメ

・心が洗われるような長閑な島の暮らし

・・・どれもこれも非日常的体験。期待以上におひとり様を満喫することができました。

 

チリ本土に戻ってサンティアゴの観光再開です。

 

 

 

食材魚貝大百科〈別巻1〉マグロのすべて

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