バリローチェ・サーキットツアー
とうとう日本に帰国する日がやってきました。
ここにきて、やっと出た晴れ間でようやく穏やかなナウエル・ウアピ湖が見れました。
湖畔には、荒れ模様の天気で姿を隠していた水鳥たちが散歩に出てきています。
荒天のせいでナウエル・ウアピ湖とロス・カンタロスの滝があまりに不完全燃焼だったわたし。
ナウエル・ウアピ国立公園の景色を見た!という実感が欲しくて、急遽、前日と同じツアー会社で2時間程のサーキットツアーを申し込みました。これなら時間のないわたしでも大丈夫そうです。
ホテルに迎えにきたミニバスに乗って、さっそく向かったのはバリローチェの中心から30分ほど西に行った場所にあるカンパナリオの丘。普段なら歩いて登るところですが、今回は時間の節約のため一気にリフトで登ります。
リフトから振り返ると、前日には白波がたつほど荒れていたナウエル・ウアピ湖が穏やかに広がっていました。
例え南米のスイスと呼ばれていても、さすがにそこはパタゴニア。カラファテに比べるとかわいいものとはいえ、山頂はなかなかの強風でした。
この旅行、1日1虹です。
たかだか標高1000m少しの丘だけど、遮るものがありません。頂上の展望台からナウエル・ウアピ湖とジャオジャオ半島、それらを囲む山々が360度のパノラマで広がっていました。
少し曇っていてもナウエル・ウアピ湖の深みのある澄んだ青さは美しいの一言に尽きます。ありきたりな言葉しか思い浮かびませんが、本当に絶景でした。
その中に浮かぶのは今回は行けなかったヴィクトリア島です。
山頂にはお手頃な価格設定のカフェテリアもありました。(ビールを飲んでいる人もいましたが)そこで、この旅行で最後となる友人宛の絵葉書を書きました。素晴らしい眺望を見ながら飲むコーヒーは格別でした。
ミニバスはバリローチェ近郊のビューポイントを2時間くらいで周ってくれました。
ナウエル・ウアピ湖を見下ろす高台に建つホテルはジャオジャオ・ホテル(Hotel Llao Llao)。バリローチェで一番歴史があって格式高いホテルなんだそうです。
さらに、そのジャオジャオ・ホテルまで行ってみました。各国の首脳が宿泊したことでも有名な高級リゾートホテルは、わたくしめのような下々のものがフラッと入れるところではなさそうです。そんなに良いホテルなら高くても泊まってみれば良かったと思いました。時間がないし、今回は外観のみをちらっと車窓から眺めただけでした。
満喫とまではいかなくても国立公園の雰囲気が味わえた2時間ほどのドライブを終え、街の中心部で下車させてもらいました。
バリローチェのメインストリートとも言えるミトレ通り。ショコラテリアを覗きながら何度か散歩しましたが、ショコラテリア以外にもかわいい店が並んでいます。立ち寄る時間がなくて残念です。
ミトレ通りに繋がる街の中心広場はその名もセントロシビコ。直訳すると「街の中心」。それなりに存在感のあるインスタ映えするような広場なのに固有名詞がないなんて、バリローチェよ、やる気はあるのか?と言いたくなります。
バリローチェが南米のスイスとよばれる理由の1つは、その美しい自然だけではなく、スイス系移民好みの木造のロッジ風の建物が多いことにも由来しています。
セントロシビコの近くにある石造りのカテドラルは気品のある佇まいで、中のステンドグラスも優美でした。時間さえ許せばもう少し長居したい癒し空間でした。
バリローチェ最後のランチは、アルゼンチンでの最後の食事でもありました。選んだメニューは、スイス系移民の街らしい本格的なチーズフォンデュ。この量を1人で食べられるの?と思いましたが、濃厚チーズが白ワインとぴったりで、チーズの最後の一滴がなくなるまで完食しました。
やっと見れたパタゴニアの青空。離れがたいけど、帰国の時間が迫っています。ここから、バリローチェ→ブエノスアイレス→ニューヨーク→東京と気の遠くなりそうな長時間フライトが始まります。ニューヨークまでアルゼンチン航空で乗り継ぎます。定時発着率の悪さとサービスの質に賛否両論はあるようですが、パタゴニアの空を思わせる鮮やかな青い機体がお気に入りです。今回も定時出発でバリローチェを後にしました。
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