世界の果て事件簿前編
出発前のわたしは、南米のことをと~っても恐れていました。
最終目標を「無事帰国」とかなり下方に設定しつつも、わたしに万が一のことがあった時に残された人が困らないように、遺言書もどきまで準備しちゃったりなんかして。
わたしなりにあらゆるパターンのトラブルを想定して、準備を重ねたつもりです。
で、結論としては、わたしが想定していたような事故や事件に巻き込まれることはなく、アルゼンチンもチリも思っていたように「ヤバい」国では全然なかったわけです。
(ブラジルはかすっただけなのでコメントを控えさせていただきます。)
しかし、なんとも面目ないことに自分自身でトラブルを起こしてしまいました。
しかも、2回も、、、。
そのひとつ目が、このウシュアイアで。ふたつ目はほぼ事件なんですが、
それはまた後日ということで、、、。
アルゼンチンの名誉のために言っておきますが、100%わたしの責任です。。。はい。
クルーズの後にタラバガニに舌鼓を打った後のことでした。
さて、ウシュアイアは物価も高いし、ここはビシッとカードで支払ってやろうと財布をあけると、、、クレジットカードがないではないですか!!
手持ちの現金をかき集めて食事代を支払い、必死に思い出しそうとしました。
最後にカードを見たのはいつか?
ランチもクルーズも現金で払った、、、ホテルはネットで決済した、、、
あ~~~~、空港のATMに差し込んだまんまだあああああ・・・・
時間は午後9時。夜便はない地方空港なのですでに閉まっている・・・いや、まずカード止めなきゃ!
すぐにホテルに帰ってカード会社に国際電話しました。
ここは南米なんだもん電話料金なんて言ってられない!!
こんな時、音声案内がうらめしく感じます。でも、すぐにつながって、オペレーターさんが折り返して掛けなおしてくれました。
オペレーターさんは優しくわたしの話を聞いてくれ、カードはすぐに停止されました。その時点ではまだ使われた形跡がないけど、南米だからタイムラグがあって保障できないので、後々のために警察署で紛失証明を取得するよう!とのことでした。
レセプションのお兄さんに場所を教えてもらい、ホテルからわずか2ブロックほどの街中にある警察署に駆け込もうとした、、、その時!
なんと、なんと、閉まっているじゃないですか、警察署!!
ドアをたたいてみるも、中は真っ暗でウンともスンとも人の気配がしません。まさかの、警察署も6時でクローズ!!!
わたし、大人げなくホテルのレセプションに嫌味を言ってしまいました。
「日本の警察官は24時間働いているのに!」って。
「閉まってるって知ってたら教えてくれてもいいのに」!って。
泣く泣く、出直した翌日。まさか×2の、お昼休みでクローズ・・・。
いや、もうウシュアイアを離れる日まで警察署行く時間ないし。
そんなこんなで、警察署には一度も足を踏み入れることが叶わず、ウシュアイアを離れる日がやってきたのでした。
写真はウシュアイアのメインストリートです。
続く・・・
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