ロストバゲージの思い出 完結編
なかば、会議はブッチするしかないと思いつつ、、、上司への言い訳を考えながら街をブラブラしていたわたしの目に飛び込んできたのは、懐かしい文字
「JAL パック」!!!!
ここで思い出して頂きたいのは、ロストバゲージした航空会社は、JAL🇯🇵さんではなく、エ◯ル・フ◯ンス🇫🇷さん!
つまり!JALさんには、なんの関係もありません。(コードシェア便はあるけど、アライアンスも違いますよね)
ましてや、JALの関連会社であるJALパックさんに至ってはカスリもしていない!←ここ大事!
わたしの足は自然と店内へ。
藁にもすがるというのはこういう状況をいうんでしょうね。
そこには、キャリアウーマンという言葉が似合うインカムを付けた日本人女性の姿が!!!
わたしは、ぶちまけました。この数日の(正確には5日間の)苦労や心細さ、、、もはや、どうにかしてくれなどとは思っていません。
「大変でしたね」
そう、そう、そう、これです!!
わたしがジュネーブの空港からずっと欲しかったのはこれだったのだー!!!
そして、彼女はおもむろに流暢な英語でどちらかに電話を始めました。そして、ものの5分もしないうちに、
「荷物はまだシャルルドゴール空港ににありましたけど、今手配しましたので、次の便に乗せられ、明日中にホテルに届きますよ。」
なんですとー??
今までの苦労はなんだったの?
えっ、これで終わり?
ていうか、シャルルドゴール空港は何やってんだよ!
ジュネーブ空港の職員は本当に手続きちゃんとしたのか?
いや、あの人達は本気で探す気はなかったな、絶対に。
色んな思いが溢れてきましたが、彼女から後光が差していたのは間違いありません。
重ねて言いますが、JALパックさんは全くこの件には責任も関係もありませんし、わたしの話だって無視しても良かったんです。それなのに、、、遠い異国で途方に暮れる哀れな同胞を完全なるボランティアで助けてくださったってことです。
彼女の言葉通り、スーツケースは無事にホテルに届きました。おかげで、会議にも出れたし、会議の後のパーティにも出れました。
結論、あの日からわたしはJAL信者です。